5人にひとりが失業に苦しむ韓国の若者……なぜ彼らは苦しみ続けているのか

なぜ韓国の若者は失業に苦しみ続けるのか(ニューズウィーク)
自殺するために勉強したんじゃない――。2016年12月、韓国の首都ソウルで朴槿恵(パク・クネ)前政権を糾弾する反政府デモを取材したとき、ある若者が叫んだ言葉だ。

韓国の自殺率はOECD加盟国のなかで最も高いが、2011年以降は政府の対策などもあってか全体としては減少傾向にある。ただ20代は例外で、今年の自殺予防白書でも前年と比べて唯一減少しなかった世代と指摘されている。

彼らが自殺に追い込まれる背景の1つには、激しい入試競争を経て大学を卒業しても職にありつけず、将来への経済的不安があるためとされている。実際、韓国の20代の失業率は全体の10%近くもあり、全体の2.5倍以上という水準が長らく続いている。

なぜ韓国の若者は失業に苦しみ続けるのか。【韓国・文在寅政権の成績表】シリーズの第2回目は、雇用問題の最前線に迫る。
(引用ここまで)


 韓国の若者がなぜ厳しい状況にあるのか、というレポート。
 ムン・ジェイン政権の成績表、というシリーズでよく書けています。
 これと言って付け加える部分がないほど書けているので、つっこみがしづらいくらい。
 実情がホントにうまくまとまってますよ。

 あえて書くのであれば、「収入格差が縮小している」とありますがこれは収入がある層を比較したもの。
 1分位、2分位といった下層では最低賃金上昇による椅子取りゲームの激化で雇用そのものが消え失せたので、世帯収入の差は拡大しているのですね。
 それと関連でこないだの10分位で上位の8、9分位の伸びがよかったのはなぜか、というフォローが必要なくらいか。

 ヒュンダイや韓国GMといった韓国の工場労働者は800万とか1000万円ほどの高収入を誇っていますが、実は少なくない層が最低賃金労働者だったりします。
 基本給を低く抑えてボーナスや各種手当てで大幅に賃金を増やしているっていうカラクリなので、最低賃金上昇が収入増に直接つながるのですよ。
 このあたりの話は別のエントリでまた書くことにします。

 最後に「雇用創出そのものは難しくとも、採用方法をもっと公平にすることで若者の不満を軽減できる」とありますが。
 これが本質ですかね。
 現状は公平ではないからこそ、少なくない韓国人がチェ・グク事態に怒りを感じているのです。
 まあ、でも公平にはならないだろうなぁ……公平でないことそのものが韓国社会を構成している要素のひとつですからね。

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