韓国で憲法裁判官任命が大紛糾 → 「この夫婦、株取引で35億ウォンも持っていやがる。不道徳だ!」……え、韓国って共産主義国家だっけ?

「35億ウォン台の株式」野党の攻勢大きくなると……積極的に反論から(MBC・朝鮮語)

 あまり……というか日本ではほとんど報じられていないものの、韓国ではかなり大きな話題になっているニュースをひとつお伝えしておきましょう。

 現在、閣僚の他に憲法裁判所の裁判官任命が行われようとしていまして。
 韓国の憲法裁判所は9名の裁判官で構成されていまして、原則として大法官(最高裁判官)になる資格と同等のものが求められます。
 任命権者は大統領、国会、大法院長(最高裁判所長官相当)で、それぞれが3名ずつ任命できるという制度。
 任命権者の違いに関わらず、閣僚と同様に国会の聴聞会を経る必要があります。
 今回はムン・ジェイン大統領による任命で、イ・ミソンなる女性裁判官が憲法裁判官候補として上がっています。
 で、その人物が憲法裁判官にふさわしいかどうか、国会の聴聞会で異常なくらいに紛糾しています。

 その理由が「夫婦で35億ウォン相当の株を持っているから」なのですよ。
 一応、兼業禁止のルールはあるのですが、投資はそれに当たらないということがどの国でもまあ常識です。
 日本の公務員も兼業禁止ですが、iDeCoには加入できるのと同じこと。

 ただ、まったくもって違法ではない不動産取引をした大統領府報道官がほぼ罷免と同等の辞職をしたように、韓国で……というかムン・ジェイン政権では高位の公職に就く場合は「キレイナ人物」であることが要求されるのですね。
 namuwikiによると候補者は1970年生まれの48歳だか49歳。
 夫は3期前の判事出身で現在は弁護士。まあ、韓国ではかなりの上層階級であるのは間違いないところ。
 曰く「不動産投資は職業柄どうかと思ったので株式一本でやってきた」とのこと。
 その結果が夫婦で35億ウォンほどになったと。まあ、ざっくり20年ちょっと前から韓国で1年に数百万円レベルで投資してきたら、これまでの経済成長率から見てもかなりの伸びがあったでしょうよ。
 投資対象も時期的におそらくは韓国国内だけ。
 通貨危機よりは後でしょうから、大きな波乱もクレジットカード大乱くらい。投資としてはかなりおいしかったでしょうね。

 ですが、韓国ではこれが「不道徳だ」ということになるらしく。
 イ・ミソン候補者本人は6億7000万ウォンほどの株式を所有していて批判された結果、すべて売却したそうです。

「株式の売却」勝負投げイ・ミソン... 世論の行方がカギ(ノーカットニュース・朝鮮語)

 もったいない話ですね。
 もはや韓国ではお金を稼ぐということが禁忌になりつつあります。どんな共産主義国家だ。
 どこかで儒教の感覚が心情の底にあるのだなぁ……という感じでしょうか。

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井戸 美枝 / 中野 晴啓
扶桑社
2018/11/29

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