韓国経済:ムン・ジェインの経済政策に異を唱える非主流派のキム・ドンヨン、更迭されず……ああ、まだ人身御供は必要だからですね

キム・ドンヨン - チャン・ハソン定例会同... 「雇用・分配関連の深い議論」(聯合ニュース・朝鮮語)
キム・ドンヨン「韓国経済、経済指標・体感経済間の温度差が大きい」(ニュース1・朝鮮語)
キム・ドンヨン経済副首相兼企画財政部長官は1日、所得主導の成長政策をめぐる論争と関連し、 "韓国の経済指標と体感経済間の温度差が非常に大きい」と指摘した。

キム副首相は同日、大統領府迎賓館で開かれた政府与党庁全員会議で「外形的に表示される指標は、それほど悪くない。例えば成長率、輸出などは悪くない。仕事や所得分配など体感景気が非常に悪い」とし「構造的要因と経済的要因がかみ合っているため」と話したホン・イクピョ共に民主党シニアスポークスマンが伝えた。

キム副首相はこの席で「韓国経済の体感温度高める」をサブタイトルとした今後の経済運営の方向を発表を通じて「雇用総力戦と経済活力の向上、経済のパラダイム変化、マクロ経済安定的管理の枠組みで経済を運営していくだろう」と明らかにしたホンチーフスポークスマンは言った。
(引用ここまで)

 「経済政策のツートップ」と韓国で呼ばれている経済担当副首相兼企画財政部長官のキム・ドンヨンと大統領府政策室長チャン・ハソン。
 不仲説が浮上していたのですが、先月末にメディアに向けて握手をしてみせました。
 ま、ただのメディア対策ではあるのでしょうが。

 両者ともに現状がよくないということは認識してはいるのですよ。
 ただ、そのよくない現状に対しての対応が異なっている。
 チャン・ハソン室長は「現状がよくないからこそ、所得主導成長の速度を上げる」と宣言しています。
 その現状を招いているのが所得主導成長のような気がしてならないのですけどね。
 一方でキム・ドンヨンはどちらかというと「企業の競争力を上げる」とする「革新成長」のほうに尽力したいという話をしています。
 ま、経済官僚であった経歴を考えてみれば当然かな。

 先日、内閣改造があって数人の閣僚の入れ替えがあったのですが、噂されていたキム・ドンヨンの更迭はありませんでした。
 まだこれからの経済政策がどうなるかというのは見えていないのですが、少なくとも来年度予算を見るかぎりでは超巨大な政府を標榜し、かつ税金を注ぎ込んでいくというスタイルが変わらないことは間違いない。
 そんな状況下で実務派に近いキム・ドンヨンのやれることは少ないと思うのですけどね。
 失敗時に切るための首を残しておいた……というのは考えすぎでしょうかね?


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