ムン・ジェインのポピュリズムが暴走中、まずは徳政令を43万7000人に適用で借金帳消し社会へ

韓国でまもなく“徳政令”…借金帳消しは経済崩壊の序曲か(産経WEST)
 しかし、新たに大統領になった文氏は、この救済策を上回る「全額帳消し」を公約として大統領選に当選した。10年以上にわたって1000万ウォン(100万円)以下の借金を抱え、返済のままならない人々の借金を全額、国が肩代わりするというプランだ。

 東亜日報は、この公約実現に向けて「政府金融当局が本格的な検討に入った」と18日に報じた。

 同紙によると、文氏の選挙参謀の一人は「(こうした)債務者たちはこれまで十分に苦痛を受けてきたが、借金を返済する能力がないものと見なければならない。こうした人たちが再び経済活動ができるようにしなければならない」と理由を説明した。 (中略)

 仕事がない若者があふれているというのに、約100万円を10年にわたって返済できなかった人の借金を消せば、その人たちは“家族を養える職”に就けるのだろうか。

 もうひとつ指摘されるのがモラルの低下だ。東亜日報は慶煕大学教授のコメントとして「大統領選挙ごとに債務の調整や借金の棒引きを繰り返し行っていれば、(債務者は)返さなくても最後には国が解決してくれるだろう-とする、モラルハザード(倫理観の欠如)が広がる」と指摘する。 (中略)

 今回の“徳政令”が実現すれば、対象にならなかった中間層の借金世帯が「なぜ我々だけ真面目に借金を返さなければならないのか」と怒りの声を上げかねない。
(引用ここまで)

 ムン・ジェインの経済政策のひとつ。徳政令が具体的に動き始めたようです。
 いわく「借金にがんじがらめの人々の重荷となっている借金を消し去ることで、消費の主役として帰ってきてもらおう」というコンセプトなのだそうですよ。
 具体的には10年間に渡って返済の動きのない1000万ウォン以下の借金を取り消すとのこと。

 その理由がまた振るってまして。

1)10年間動きがないのであれば、これからも動きはない。
2)1000万ウォンとはいえ、もはや不良債権として価値は10%以下に下落しているから金融機関にとって損な取引ではないはず。

 このふたつの理由だけで徳政令を行うのだそうですよ。  ちなみに10年以上前の借金だとすると、当時の韓国の上限金利は66%かな。

 とりあえず43万7000人の借金を棒引きすることで動いているとのこと。
 ただし、公約以前の構想では203万人の借金を取り消そうとしていました
 「1000万ウォン借りても10年返さなければ借金帳消しになる」って考えて借金する人が続出する未来しか見えません。
 現在であってですら、一般的な国では延滞率が1-10%と良好なはずのマイクロクレジットですら28%の延滞率を誇る韓国人であるというのに、さらにモラルハザードを引き起こすような真似をしてどうするつもりなのやら……。

脳に刻まれたモラルの起源-人はなぜ善を求めるのか (岩波科学ライブラリー)
金井良太
岩波書店
2013/6/5

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